電極ANT

ＧＰも近いので、ＡＮＴの回し方について自分なりの考えを。
なお、他のまわしかたの考察とはかなり違うことを書いています。ここ、注意

そもそも、ＡＮＴを使うプレイヤーには2種類の人間が存在していると思っている。１つめが、頭で考えてプレイしている人間。そして、2つめが筋肉の反射でプレイしている人間。
僕は確実に後者。ＡＮＴを回しているときに、頭を使って考えていると感じることは少ない。ＡＮＴは難しいデッキだという話をよく聞くが、僕はANTほど頭を使わなくていいデッキはないと思っている。
ANTというデッキは手札をそろえることを追求するデッキであり、相手の行動に関して干渉することが少ない。そのため、相手の盤面を見てプレイを変える、ということが他のデッキと違い、極端に少ない。そして、その手札をそろえるという行動は、自分の中でルールを作ることにより、基本的にパターン化できると思っている。
そのパターン通りにプレイすれば、考えることは極端に減るはずだ。そう、ANTは覚えゲー


ルール1
初手のGPは基本的に打つ
GPを打たずに何もせずにターンを返すぐらいなら、打つ。デッキトップはPreordainやPonderかもしれない
ドロソを打つ予定でも、先にGPで相手のデッキがわかれば、持ってくる土地を何にするかが決められる。また、トップがDuressだったら？　プランが変わるかもよ？
このハンド、1tにGP打ちますか？　打たないですか？　打ってから考えろ

ルール2
BSは1tには打たない。BSは不要牌を2枚戻せることが強さ。そのため、2枚戻した後にシャッフルできる見込みが0の場合は打たない
インスタントだから相手のターンに打ちたい？　惑わされるな、BSは9割は自分のターンに打つ

ルール3
1killできるときはぶっぱする。
1killできるのがメリットのデッキで、メリットを捨てる価値はない。
カウンターがあるかもしれないし。。。でも、ないかもよ？

ルール4
IT(もしくはDP等の決めるカード)がない場合は、PreordainでDRやLEDやDuressを見つけてもすべて下に送る。Ponderも見たカードにドロソがなければシャッフル
決めるカードがなければ、どれだけマナ加速を積もうと、妨害があろうと、勝てない。ITに比べ、マナ加速や妨害のほうが入っている量は多いので、そこで下に送っても、ITを探している間におのずと見つかるはず。最悪、ITを重ね引いても手札の別のカードに変換できる

ルール5
GP以外のドロソが1枚と、Uが出るLandsがあれば、基本的にキープ
それだけあればANTは回ると思っているため
このハンド、3killできないからマリガンとかよく聞くけど、3killできなくても勝てればそれでいいので、初手でのkillターン数は考えません
考えるのはドロソの有無だけ

ルール6
相手を知らない状況での1tフェッチはUnderground Seaを持ってくる
不毛が入ってるデッキは今は少ない。また、ANTはフィニッシュ時にBBRが必須だと思っているので、それを阻害するIslandよりもUnderground Seaを優先する。そう、手札に土地が1枚しかなくてもね
ゆえにデッキのIslandも1枚じゃ

ルール7
BS以外のドロソは、1tはあればうつ。
このハンド、1tにPonder打ちますか？　打たないですか？　考えるな、打て


ぱっと言語化できる部分で思いつのは、以上の7つかな。
これ以外にも、言語化しにく部分でいっぱいあるけど、その辺は慣れで。
ちなみに、ルール自体は人それぞれでいいと思っている。だから、1tにGPを打たないと決めているプレイヤーなら、打たないでいいと思う。ポイントは、自分の中でルールを決めることにより、考えることを極力減らすこと。
電極つけられて電気を流された人間が反射で痙攣するように、初手を見た瞬間に反射でキープかマリガンかを判断、Ponderで3枚見ても反射でシャッフルするかを決める。その場その場でいちいち頭で考えるのではなく、筋肉の導きのままに反射でプレイすれば考えることが少なくてすむ。
まあ、これをするためには、毎日々々ひとりまわしをして反射を筋肉に刷り込ませる必要があるわけだけど。実際、僕は毎日3回ぐらいは一人でANTをシャカシャカしてます

さあ、みんなも感謝の一人回し1日10000回を行って、Let’s 電極ANT Life!!






























当然だけど、上記を踏まえたうえで、考える盤面はしっかり考えるし、場合によってはルールも曲げる。
ちなみに、頭脳プレイヤーも自分の中にルールがあるんだろうけど、それを踏まえたうえで常に考えているなーと感じるプレイヤー。知り合いだと、いっせーさん。
どっちがより強いのかは知らんけど、関西は脳筋ANTプレイヤーが多すぎる。